前田織音の名前が全国のドラマファンの記憶に刻まれるきっかけとなったのは、近年のテレビドラマ史に残るヒット作への相次ぐ出演です。単に役をもらうだけでなく、作品の世界観に溶け込むリアルな佇まいが監督やプロデューサーから高く評価されてきました。
日本テレビ系『ブラッシュアップライフ』では、主要キャラクターである「みーぽん」の幼少期役を担当。独特のテンポ感とシュールな会話劇が特徴のバカリズム脚本において、不自然さを一切感じさせない日常会話のトーンを見事に体現しました。さらにTBS系『不適切にもほどがある!』ではサカエ役として出演し、昭和と令和を行き来する複雑な空気感の中で確かな足跡を残しています。
直近の出演作である日本テレビ系『放課後カルテ』シリーズでは、小学校を舞台にした医療・人間ドラマの中で「杉村ミカ」役を熱演。子ども特有の心理的葛藤や身体の不調に悩むリアルな児童の姿を、過剰な演出に頼らず繊細な視線や声の震えで表現しました。さらにTELASAオリジナルスピンオフドラマ『クロスロード・カルテ』第1話(須永芽衣役)、テレビ朝日系『恋する警護24時 season2』第3話(マホ役)、TBS系『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第2話など、各局の注目ドラマへ途切れなく起用され続けています。