同人誌やZINE、自費出版などの自主制作本を作る際、最もレイアウトトラブルが起きやすいのが裏表紙(表4)と背表紙のデータ作成です。印刷トラブルを防ぎ、完成度の高い本に仕上げるための実践テクニックを押さえておきましょう。
【背表紙の作り方:背幅計算の計算式】
背表紙の厚み(背幅)を正しく計算しないと、表紙のデザインがズレて裏表紙側に回り込んだり、表表紙側に文字がはみ出したりします。背幅は以下の計算式で算出します。
背幅(mm) = (本文ページ数 ÷ 2) × 本文用紙の厚さ + 表紙用紙の厚さ
※ページ数が少ない(20ページ未満など)中綴じ製本の場合は背表紙が存在しないため、背幅の考慮は不要です。無線綴じ製本を利用する場合は、必ず印刷所が提供している「背幅計算ツール」を活用して正確な数値を割り出してください。
【奥付(おくづけ)の必須記載項目】
奥付とは、本の巻末(または表3・表4)に配置される発行責任を証明する表示欄です。トラブル防止のため、以下の項目を必ず明記します。
・誌名(書名):本の正式タイトル
・発行日・版数:発行年月日(イベント開催日など)および初版/第2版などの版数
・著者名(発行サークル名):制作者の名称
・印刷所名:本を印刷・製本した会社の正式名称
・連絡先:メールアドレス、公式WebサイトURL、SNSアカウント等
・権利表記・禁止事項:「無断転載・複製・アップロード禁止」などの文言
・年齢制限表記:成人向けコンテンツを含む場合は「R18 / 18歳未満閲覧禁止」の明記