街頭インタビューで若者たちに問いかけると、返ってくる答えは驚くほど多種多様だ。ある者はショート動画のミームを挙げ、別の者は海外ドラマの最新シーズンについて語り出す。一見するとバラバラに見える現象の根底には、明確な共通項が存在する。それは「文脈への即時参加」だ。
受動的にコンテンツを眺める時代は過ぎ去った。自ら音源を使って動画を投稿し、考察スレッドに書き込み、ファンアートを拡散する。この能動的な関与こそが、トレンドを爆発させる導火線となっている。トレンドはもはや一方的に与えられる流行ではなく、生活者自らが共犯者として作り上げるライブイベントに近い。