ファンの間で長年囁かれている代表的な都市伝説が「ポリゴン説」だ。1990年代後半に起きた「ポケモンショック」以降、アニメの表舞台から姿を消すこととなったポリゴン。その無念の霊が、大人気のピカチュウを模した布を被って現れたのではないかという説である。
自らを害した世界への怨念と、愛されたいという悲痛な渇望。このふたつが交錯する陰惨なバックストーリーは、単なる噂の域を出ないものの、ゲームフリークが仕掛けたブラックユーモアの文脈と奇妙に合致する。都市伝説が真実か否かは別として、人々がそこに深いドラマ性を読み取ってしまうこと自体が、このポケモンの特異性を象徴している。