水問題の研究をライフワークとされる天皇徳仁さまにとって、須崎の海と豊かな水環境は特別な意味を持つ。海洋生物や地質に対する関心は深く、滞在中も足元の小さな生き物や波の浸食が生み出した地形をつぶさに観察される。その横で、皇后雅子さまが心地よさそうに深呼吸をされ、水平線を眺めながら語り合われる光景は、須崎ならではの風情だ。
療養を続けながらも国際親善や宮中行事に全力で取り組まれる皇后雅子さまにとって、下田の温暖な気候と潮騒は心身を解きほぐす貴重な良薬となってきた。側近によれば、豊かな自然に囲まれたこの地では、お二人の会話も自然と弾み、日頃の多忙なスケジュールを忘れさせるリラックスした時間が流れているという。