2010年代に入り、ニコニコ生放送が全盛期を迎えると、横山緑の名はネット空間で圧倒的な存在感を放つようになる。いわゆる「配信者界隈」のボスとして君臨し、数々の後進配信者たちを巻き込んだドラマを生み出した。公式番組への出演や大型イベントでの司会など、表舞台への進出も果たしていく。
だが、その栄光の影には常に激しいリスナーとの攻防があった。プライベートの暴露、アンチによる嫌がらせ、他の配信者との泥沼の抗争。彼はそれらすべてを「コンテンツ」として切り売りし、視聴者を楽しませるプロの道化であり続けた。素顔を隠しながらも、誰よりも欲望と人間性を晒し出すギャップが、ファンを中毒にさせたのだ。