長年にわたりテレビ朝日系列の深夜を照らし続けたタモリ倶楽部。その中でも絶大な人気を誇ったコーナーが「空耳アワー」だ。古今東西の洋楽、ヘヴィメタル、オペラ、ラテン系音楽に至るまで、あらゆるジャンルの楽曲から「日本語に聞こえるフレーズ」を発掘し、それに合わせたミニドラマを映像化する挑戦が続けられた。
この企画の本質は、単なるダジャレにとどまらない極上の音楽コメディにある。歌詞が持つ本来のシリアスさや重厚感と、映像で展開される日本の日常的かつ間抜けた光景との落差。そのギャップが大きければ大きいほど、爆発的な笑いが生まれた。