ネット上の口コミやSNSでは、子宮内膜症の検査に関して一部偏った認識が拡散されています。科学的エビデンスに基づき、よくある誤解を解消しておきましょう。
誤解1:「血液検査(CA125)の数値が正常なら子宮内膜症ではない」
腫瘍マーカーCA125は内膜症の重症化に伴い高値を示しやすいものの、初期病変や腹膜病変では正常範囲内にとどまるケースが30%〜50%程度存在します。血液検査単体で陰性だからといって、病気がないと言い切ることはできません。エコーやMRIを組み合わせた総合診断が必要です。
誤解2:「エコーで見つからなければ絶対に安心」
超音波検査で鮮明に見えるのは、主に卵巣が腫れて血が溜まった「チョコレート嚢胞」や子宮筋層が肥厚する「子宮腺筋症」です。腹膜の表面に散らばった点状の病変や、ダグラス窩の奥深くに入り込んだ「深部内膜症」はエコーの死角になりやすく、経験豊富な専門医によるMRI読影や腹腔鏡で初めて見つかるケースも珍しくありません。