世間一般では「色ボケなんて時間が経てば冷めて元に戻るだろう」と軽視されがちですが、実態はそれほど甘くありません。認知の歪みを抱えたまま暴走を続けた結果待ち受ける色ボケの末路は、想像以上に過酷です。
ネット上の掲示板や法律相談窓口に寄せられる実例を検証すると、最大の悲劇は「失ったものの大きさに、熱が冷めてから初めて気づく」という点にあります。職場で色ボケを露呈した人物は、たとえ業務遂行能力が高くても「信用できない人間」というレッテルを貼られ、出世コースから完全に外れます。部下や同僚からの人望はゼロになり、窓際への異動を余儀なくされるケースが典型的です。
金銭面での破滅も顕著です。相手を引き止めたい一心で多額の借金を重ねたり、詐欺的な投資話に誘導されて老後資金を失ったりした末に、相手から連絡を絶たれるパターンは枚挙にいとまがありません。忠告してくれた友人を敵視して自ら縁を切ってしまっているため、梯子を外されたときには周囲に誰一人残っておらず、社会的・経済的孤立へと転落していきます。