出張の残業代は出ない?移動時間の落とし穴と違法パターンの真相

出張の残業代は出ない?移動時間の落とし穴と違法パターンの真相

出張の残業代は出ない?移動時間の落とし穴と違法パターンの真相についての真相をお届けします。

適正に残業代を受け取るためには、会社側の言い分を論破できる「客観的な事実の記録」と「正しい手順」を踏むことが極めて重要です。感情論ではなく、制度と法律を味方につけた出張残業の申請と承認フローを構築しましょう。

1. 出張残業の事前申請・指示の書面化

出張先で法定労働時間を超える作業が予想される場合は、必ず出発前に「業務内容」「見込み時間」「超過の理由」を明記した残業予定伺いを上長へ提出します。口頭ではなく、メールや社内ワークフローシステムなど、証拠がデジタルで残る手段を用います。

2. 厳密な客観的証拠のログ取得

会社が労働時間の算定を争ってきた際に決定打となるのが客観的な作業記録です。交通系ICカードの通過履歴、PCのログイン・ログオフ履歴、送信メールのタイムスタンプ、スマートフォンの位置情報履歴(タイムライン機能)などを日別に保存しておきます。

3. 出張残業代の計算方法まとめ

請求額を正確に算出するための基礎計算式は以下の通りです。

残業代 = 1時間あたりの基礎賃金 × 割増賃金率 × 時間外労働時間数

※基礎賃金は月給(基本給+各種役職・職務手当など)から家族手当・通勤手当・住宅手当等の除外手当を差し引いた金額を、1か月の平均所定労働時間で割って算出します。通常の時間外は25%割増、午後10時から午前5時までの深夜に及んだ場合は50%割増、法定休日労働は35%割増が適用されます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。