北海道旅行全般において「レンタカーさえ借りておけばどこでも自由に行ける」という言説が定説化していますが、函館市街地の催事においては、この常識こそが最大の落とし穴となります。函館イベント駐車場アクセスの実態を精査すると、中心部ほど厳しい駐車制約に直面します。
第一に、五稜郭エリアや元町・ベイエリア周辺の有料駐車場は収容台数が限られており、大型フェス開催時には開場から30分足らずで満車になります。駐車場待ちの車列が幹線道路を塞ぎ、身動きが取れなくなるケースが後を絶ちません。第二に、函館港まつり花火大会や冬のイベント期間中は、広範囲にわたる一方通行規制や車両進入禁止エリアが設定され、ナビゲーションが役に立たない場面が多発します。
「車を使えば荷物も運べて便利」という考えは、郊外の大規模商業施設に向かう場合に限られます。函館市電の1日乗車券や路線バス網を熟知し、公共交通機関を骨格とした移動計画を立てることこそが、イベント現場における最大のタイムパフォーマンス向上術です。