ネット上の掲示板やSNSでは、桂駐屯地に関して幾つかの誤解や偏ったイメージが散見されます。訪問前に知っておくべき盲点を整理します。
第一の誤解は、「戦車や戦闘機が轟音を響かせて演習を行う戦闘部隊の基地」というイメージです。桂駐屯地に配備されている主力部隊は前述の通り後方支援隊や補給処です。そのため、記念行事の訓練展示や装備品展示においても、戦車の大規模な模擬戦ではなく、重機による架橋・道路啓開作業、車両回収車による被弾車両の牽引デモ、救護所の設営といった「後方支援ならではの実戦技術」が主役となります。メカニズムや実用的な重機システムに興味がある層にとっては、他の戦闘連隊の駐屯地以上に知的好奇心を刺激される内容です。
第二の盲点は、入門時のセキュリティチェックです。一般開放日であっても自衛隊の管轄区域内に入るため、正門において金属探知機による身体検査および手荷物検査が厳格に実施されます。ハサミやカッターナイフなどの刃物類、ドローン(無人航空機)、酒類の持ち込みは固く禁じられています。また、昨今の安全管理基準の強化に伴い、写真付き身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード等)の提示を求められるケースがあるため、携行を怠らないよう注意が必要です。