商学部B方式の合否を左右する最大の関門が「論文テスト」です。多くの受験生が一般的な小論文の対策本を読み込み、原稿用紙の書き方を練習して本番に臨みますが、これは典型的な不合格パターンです。
商学部の論文テストは、一般的な意見論述ではなく、「論理的思考力・数的推理・情報処理能力」を問う独自の総合試験です。与えられた複雑な長文資料、数値データ、グラフを迅速に読み解き、確率の計算やゲーム理論的思考、論理的なパズルを解くような設問が課されます。小論文というよりも「言葉とグラフを用いた非言語適性検査」に近く、過去問研究を徹底して出題形式に慣熟していなければ時間内に完答することは不可能です。過去10年分以上の過去問を遡り、データの規則性を言語化する訓練が合否を決定づけます。
また、商学部への確実な進学ルートとして見逃せないのが指定校推薦です。商学部は指定校推薦の枠を全国の提携高校に広く設けており、出願条件として求められる評定平均は概ね4.1〜4.3以上が目安とされます。外国語検定試験のスコア(英検準1級以上など)や校内選考での高い人物評価が求められますが、校内推薦を勝ち取ることができれば極めて高い確率で合格を手にできます。高校1年次からの定期テスト対策を怠らない堅実な戦略も、商学部進学の有力な選択肢です。