自家用車やレンタカーの軽トラック荷台へ積み込む際にも、特有の技術が要求されます。最も警戒すべきは荷台での転倒と雨天時の漏水事故です。
軽トラックの荷台に洗濯機を載せる際は、運転席のキャビン背面にぴったりと押し当てて垂直に配置するのが基本ポジションです。荷台の中央や後方に置くと、加減速時に慣性モーメントが大きく働き、いとも簡単に横転します。本体とアオリ(荷台の囲い板)の間には、不要になった毛布や発泡スチロール、ダンボールなどの緩衝材を隙間なく挟み込み、金属同士が直接ぶつかって外装が凹むのを防ぎます。
固定作業では、荷締め用のラッシングベルト(ガチャ)またはトラックロープを使用し、「南京結び」などのテンションが掛かる結び方でキャビン側の鳥居鳥居フレームと緊縛します。この際、ベルトを洗濯機のプラスチック製トップカバーに直掛けして強く締め上げすぎると、天板が割れてフタが閉まらなくなる事故が起きます。必ず天面の角に「当てゴム」や厚手の当て布を噛ませた上でテンションをかけてください。
また、走行中の天候急変に対応するため、防水ブルーシートで上部からすっぽりと覆い、裾をゴムバンドで縛り上げて風によるバタつきを抑えます。高速道路の走行は避け、急ブレーキや急旋回を避けた定速運転を徹底することが、無傷で目的地へ届けるための鉄則です。