厚生労働省が実施する「国民生活基礎調査」などの各種公的統計を紐解くと、世帯年収2000万割合は全世帯の上位およそ1.4%〜1.8%にすぎません。100世帯のうち2世帯にも満たない完全なエリート層であることは数字上明白です。しかし、同じ「世帯年収2000万円」であっても、稼ぎ手が1人か2人かによって手取り額や生活防衛力には決定的な格差が存在します。
一方が単独で2000万円を稼ぎ出す片働き世帯と、夫1000万円・妻1000万円の合計で稼ぐ世帯年収2000万共働きパワーカップルでは、税金と手取りの計算構造が根本から異なります。その実態をまとめたのが以下の比較データです。
このように、世帯年収2000万片働きとの格差真相を数値で検証すると、同じ世帯収入でありながら年間150万円、10年で1500万円以上もの可処分所得の開きが生まれることがわかります。片働きの場合は所得税率の累進が最も厳しいゾーンに直撃する上、配偶者控除などの各種減税措置も年収上限に引っかかりすべて剥奪されます。制度上、最も税制面で割り切れない思いを抱えやすいのが、単独高年収の片働き世帯なのです。