市販薬が購入できない「初発」のケースや、市販薬を5日間使用しても改善が見られない場合、どの診療科のドアを叩くべきでしょうか。
基本となる最適な受診先は「皮膚科」です。皮膚科医は視診と問診、必要に応じた抗原定性検査により、帯状疱疹や固定薬疹、カポジ水痘様発疹症といった類似疾患を迅速に鑑別できます。万が一、唇の表面だけでなく口腔内の粘膜や舌にまで広範囲な口内炎・潰瘍が多発している場合は「耳鼻咽喉科」や「歯科口腔外科」でも適切な診断と処置が受けられます。
また、費用面の観点からも医療機関の受診は合理的です。健康保険(3割負担)を適用した場合、初診料と内服薬(抗ウイルス錠剤5日分)の処方にかかる窓口負担額の合計は、概ね2,000円から3,000円程度に収まります。1本あたり1,000円〜1,500円前後の市販外用薬を購入するコストと比較しても金銭的な差は小さく、得られる治療速度と安全性には歴然とした差が存在します。