板東英二さんとゆで卵の代名詞とも言えるのが、その規格外な消費ペースです。全盛期には1日に8個から10個、多い日には15個近くを平然と平らげていたと本人が各メディアで公言しています。朝食はもちろん、ロケの合間、移動中、さらには夜食に至るまで、常にゆで卵を携帯していました。
なかでもファンの間で語り草となっているのが、通称「新幹線伝説」です。東京から名古屋や新大阪へ移動する東海道新幹線の車内で、乗車した瞬間にキヨスクで買い込んだゆで卵を取り出し、下車するまでに4〜5個を完食するのが日常茶飯事でした。同乗したマネージャーや共演者からは「新幹線のシートを開けると、いつも隣から殻をパキパキと割る音が響いていた」と証言されるほどです。
楽屋への差し入れにも厳格なルールがあり、弁当や高級スイーツよりも「ゆで卵と塩」を用意することが最優先事項でした。スタッフが用意したゆで卵が数個程度では機嫌を損ねるため、大皿に山盛りのゆで卵を常備するのが当時のテレビ局関係者の暗黙の了解となっていました。