競技の最前線に立つエキスパートたちも、スロー手法の有効性を深く認めている。日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)に所属するトップ選手や指導者たちの間でも、オフ期のコンディショニングや怪我防止のための補強運動として、あえて重い重量を捨てたスローアプローチが積極的に導入されている。
「単に動作を遅くすれば良いわけではない。意識を常に筋肉へ集中させ、緊張を切らさないコントロール技術が不可欠だ」と専門家は語る。フォームの崩れをごまかせないスローモーションでの動作は、自分の身体に対する精度の高いコントロール能力を養うトレーニングとしても、競技者から一般のトレーニーまで広く推奨されている。