吉本興業の養成所であるNSC大阪33期を中心とするこの世代は、まさに人材の宝庫だ。オーディション組として頭角を現した霜降り明星を筆頭に、ピン芸人として独自の世界観を築いた者、本格派の漫才で賞レースを沸かせるコンビまで、多種多様な才能がひしめき合っている。
劇場時代、楽屋の端でネタ帳を握りしめていた若者たちが、今やお笑い界の真ん中で鎬を削っている。王者に君臨した二人も、同期たちのライブを密かにチェックし、斬新なボケやツッコミに冷や汗をかいていたという。この世代全体に流れる「あいつには負けたくない」という強烈なライバル心こそが、お笑い界全体のレベルを底上げした原動力なのだ。