編集部では、都内の大型カプセルトイ専門店およびSNS上における購入者のリアルな声と行動様式を調査しました。現場から見えてきたのは、単なるコレクションを超えたコミュニティ意識の高さです。
「仕事帰りに秋葉原のガチャコーナーに寄ったら、スーツ姿の同世代らしき人たちがケロロの台に列を作っていた。被ったタママとドロロをその場で交換持ちかけられて、昔の駄菓子屋のような温かい空気を感じた」(30代男性・会社員)
「めじるしアクセサリーを職場のビニール傘に付けたら、後輩の女の子から『それケロロですよね!めっちゃ可愛い!』と声をかけられて会話が弾んだ。平成アニメの共通言語としての強さを実感している」(20代女性・デザイン職)
一方で、現場ならではのシビアな実態も浮き彫りになっています。特定の人気キャラクター(特にギロロ伍長やクルル曹長)の排出に偏りが出た際、目当てが出るまで1台の筐体を回し続け、1回400円の台で数千円を一気に消費してしまう「ガチャ沼」に陥るファンの姿も散見されます。ランダム排出というカプセルトイ本来の魅力が、過熱するブーム下では心理的なプレッシャーに転じる側面も持ち合わせています。