かつて日本の芸能界では、女性タレントが人気の絶頂期に恋愛をすることはリスクとみなされる傾向が強かった。しかし、この数年でそのバイアスは急速に崩壊しつつある。仕事での成果とプライベートの充実感は二者択一ではなく、互いを高め合う相乗効果を生み出すものであるという認知が広がった。
彼らが示した堂々とした佇まいは、こうした芸能界全体の意識改革を後押しする象徴的な出来事でもあった。主演女優であれ、トップアスリートであれ、プライベートの人間味がプロとしてのパフォーマンスを阻害するどころか、むしろ表現者としての奥行きを与えることを、二人は証明してみせたのだ。