借家人賠償責任保険は本当に必要?損しないための完全見直し術

借家人賠償責任保険は本当に必要?損しないための完全見直し術

借家人賠償責任保険は本当に必要?損しないための完全見直し術の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

自分で保険を選び直すにあたり、絶対に妥協してはならないのが借家人賠償責任補償限度額と修理費用保険金の適切な設計である。安さだけを追求して補償枠を削りすぎると、万が一の際に自己負担が発生するリスクがある。

第一に、借家人賠償責任の限度額は、単身向けワンルームであっても最低1,000万円、できれば2,000万円を確保することが業界標準の安全ラインである。鉄筋コンクリート造(RC造)マンションであっても、内装のスケルトン復旧工事や電気配線の全面引き直しを行えば、1,000万円前後の費用は現実的に発生し得るからだ。

第二に、見落とされがちなのが「修理費用保険金」の存在である。借家人賠償責任保険は「法律上の損害賠償責任が発生した場合(入居者に明確な過失がある場合)」にしか使えない。しかし、以下のようなケースでは入居者に法律上の過失はないものの、賃貸借契約に基づき自己負担で修理しなければならない状況が生じる。

  • 冬場の寒波によって水道管が凍結・破裂し、自費で修理した
  • 泥棒に窓ガラスを割られて侵入されたが、犯人が捕まらないため緊急でガラスを交換した
  • 飛び石や突風などの不可抗力で網戸やサッシが損壊した

このような「法律上の賠償責任はないが、契約上自己の費用で修理した費用」を穴埋めしてくれるのが修理費用保険金である。ネット保険を選ぶ際は、この修理費用特約が1事故あたり100万〜300万円程度組み込まれているかを必ず確認されたい。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。