高校数学IIの三角関数や大学入試、各種資格試験において、毎回公式を紙に書いて計算していては時間が足りません。主要な有名角は、基準となる「ブロック単位」で頭の中に整理しておくことが暗算の鉄則です。
基準となるのは常に $180^\circ = \pi$ です。これを基準に、有名角を以下のように分割して把握します。
- $30^\circ$ 系($\frac{\pi}{6}$ ブロック): $180^\circ \div 6 = 30^\circ$ なので、$30^\circ = \frac{\pi}{6}$。$150^\circ$ は $30^\circ \times 5$ なので $\frac{5}{6}\pi$、$210^\circ$ は $\frac{7}{6}\pi$。
- $45^\circ$ 系($\frac{\pi}{4}$ ブロック): $180^\circ \div 4 = 45^\circ$ なので、$45^\circ = \frac{\pi}{4}$。$135^\circ$ は $45^\circ \times 3$ なので $\frac{3}{4}\pi$、$225^\circ$ は $\frac{5}{4}\pi$。
- $60^\circ$ 系($\frac{\pi}{3}$ ブロック): $180^\circ \div 3 = 60^\circ$ なので、$60^\circ = \frac{\pi}{3}$。$120^\circ$ は $60^\circ \times 2$ なので $\frac{2}{3}\pi$、$240^\circ$ は $\frac{4}{3}\pi$、$300^\circ$ は $\frac{5}{3}\pi$。
- $90^\circ$ 系($\frac{\pi}{2}$ ブロック): $180^\circ \div 2 = 90^\circ$ なので、$90^\circ = \frac{\pi}{2}$。$270^\circ$ は $90^\circ \times 3$ なので $\frac{3}{2}\pi$。
このように、「$180^\circ = \pi$」という1本の基準軸を持ち、30°($\frac{\pi}{6}$)、45°($\frac{\pi}{4}$)、60°($\frac{\pi}{3}$)の何倍になっているかを捉えるだけで、あらゆる角度の変換を1〜2秒で暗算できるようになります。