ネット上の情報で頻繁に見受けられる「フリー素材=完全に自由に使ってよい」という認識は、著作権法上および利用規約上、極めて危険な誤解です。現場取材で浮き彫りになったトラブル事例と、かわいい花イラスト商用利用における注意すべき境界線を検証します。
代表的な事例として知られるのが「いらすとや」の点数制限です。同サイトは商用利用自体を認めていますが、無償で商用利用できるのは1つの制作物につき20点までと規約で明記されています。21点以上の素材を使用する場合は有償対応となるため、カタログや複数ページのWebサイトを制作する際は厳密な素材カウントが必須です。
また、大手ストック素材サイトにおける「商品化利用(グッズ販売など)」の制限も見逃せません。Tシャツ、マグカップ、カレンダー、LINEスタンプなど、素材自体が製品の主たる価値を構成する用途の場合、通常の無料ライセンスや標準ライセンスでは禁止されているケースが大半です。販売目的で利用する際は「エクストラライセンス」や「商品化ライセンス」の契約が必要となる点に注意してください。