実際にゆるい馬のイラストを採用した現場からは、どのような反響が寄せられているのでしょうか。企業の公式SNS運用担当者や個人事業主へのヒアリング、およびコミュニティ上の声を検証すると、具体的な効果と課題が浮き彫りになってきました。
某大手ECモールの販促担当者は、2026年秋から2026年新春にかけて実施したキャンペーンテストの結果について次のように語っています。
「リアルな馬の写真バナーと、馬イラストかわいい手書きを配したバナーでA/Bテストを実施したところ、後者のクリック率(CTR)が138%向上しました。特にスマートフォン閲覧時において、ゆるいイラストが持つ抜け感がタイムラインの広告感を薄め、親しみを持たせる結果となりました」
一方で、SNS上のクリエイターコミュニティでは以下のような率直な意見も散見されます。
「年賀状やチラシで使おうとすると、ゆるすぎて何の動物かわからなくなる素材がある」「可愛いけれど、競走馬の実名タグをつけてグッズ販売している怪しいアカウントを見かける」といった懸念です。ただ可愛いだけでなく、適切な文脈と倫理観を持った運用が求められている現場の実態が窺えます。