ネットの掲示板やSNS上で頻繁に見られるのが、「ウォータープルーフなのにすぐ落ちた。広告の誇大表示では?」というユーザーの落胆や怒りの声です。しかし、ここにはコスメ業界における機能表示の大きな誤解が潜んでいます。
購入時に必ず見極めるべきは、「ウォータープルーフ」「スマッジプルーフ」「皮脂プルーフ」の違いです。パッケージに大きく書かれたキャッチコピーの裏側を正しく理解しなければ、どれほど高価なコスメを買っても失敗を繰り返すことになります。
- ウォータープルーフ(耐水性):水、汗、涙などの「水分」に対して耐性がある機能。油分には弱く、皮脂が多い肌質では簡単に溶け出してしまいます。
- スマッジプルーフ(耐摩擦性):瞬きや指の接触など「擦れ・摩擦」に対して強い機能。皮膜が柔軟でポロポロと剥がれにくいのが特徴です。
- 皮脂プルーフ(耐油性):皮脂腺から出る脂分やクリーム類の油分を弾く処方。夕方の油分によるドロドロ崩れを防ぐ要となります。
夕方にパンダ目になりやすい人が選ぶべきは、単なるウォータープルーフではなく、「皮脂プルーフ×スマッジプルーフ」を兼ね備えたマルチ耐久型です。水分に強くても油分に弱いアイライナーを塗った肌の上に、皮脂が浮いてくれば溶けるのは科学的な必然といえます。ネット上の「滲む・滲まない」の激しい議論は、個人の肌質(乾燥肌か脂性肌か)と、製品が備えているプルーフ機能のミスマッチから生じているケースが大半です。