検索エンジンやSNSで「NBL バスケ」と調べる際、まず整理しておくべきは「オーストラリアのNBL」と「日本の旧NBL」という2つの系譜です。この二者は名称こそ同じ「National Basketball League」ですが、組織の歴史も現在の立ち位置も全く異なります。
日本のバスケットボール史における旧NBLは、2013年から2016年まで運営されていた男子トップリーグを指します。当時、実業団主体のJBLを改組して誕生したNBLと、完全プロ志向を掲げて先行していたbjリーグという「2つの国内トップリーグが並立する異常事態」が続いていました。この分裂状態は国際バスケットボール連盟(FIBA)から深刻な制裁(国際試合出場停止処分)を受ける事態へと発展し、川淵三郎氏を中心とするタスクフォースの主導によって、2016年秋に現在のBリーグへと完全統合された経緯があります。つまり、日本におけるNBLは現在のBリーグの母体となった歴史的組織です。
一方で、現在進行形で世界のバスケファンから注目を浴びているのが、1979年に創設されたオーストラリアとニュージーランドのクラブで構成される豪州NBLです。全10クラブ前後で争われる本リーグは、FIBAランキング上位常連のオーストラリア代表(通称ブーマーズ)の強固な基盤であり、近年は「NBAに最も近いインターナショナルリーグ」として世界的な地位を確立しています。