ピアース・ジョンソンが阪神タイガースのユニフォームを着て日本球界に降臨したのは2019年のことでした。開幕から8回のマウンドを任されると、対戦相手の打者がことごとく空振りを喫する異次元の投球を展開し、ファンの間で瞬く間に「神救援」「PJ」の愛称が定着しました。
残した個人成績は驚異的そのものです。58試合登板、2勝3敗40ホールド、防御率1.38。特筆すべきは投球回58回2/3に対して奪った三振数が実に91奪三振を数え、奪三振率は13.96という驚異的なハイアベレージを叩き出しました。得点圏に走者を背負っても三振で切り抜ける支配的な投球は、歴代の外国人リリーバーの中でも屈指の完成度を誇りました。
ピンチの場面でマウンドに上がり、三振を奪って涼しい顔でベンチへ戻るそのクールな立ち振る舞いと勝負強さは、タイガースをCS進出へと導く最大の原動力となりました。