キムタクの「ちょ待てよ」実は言ってない?元ネタの真相を徹底解剖

キムタクの「ちょ待てよ」実は言ってない?元ネタの真相を徹底解剖

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記憶の合成を決定づけ、全国的な流行語へと再構築した最大の功労者が、モノマネタレントのホリである。2000年代初頭、ホリがバラエティ番組で見せた木村拓哉のモノマネは、エンタメ業界に革命を起こした。

当時、ホリ自身がメディアのインタビューで語っている通り、彼は「茶色のダウンジャケットを着て(HERO)、ラブジェネレーションのセリフ(ちょ、待てよ)を言う」という意図的なコラージュを行っていた。木村拓哉の膨大な映像アーカイブの中から、大衆が最も直感的に「キムタクらしさ」を感じ取れる記号だけを抽出し、1つの短いネタに凝縮したのだ。

ホリのネタが爆発的な支持を集めるにつれ、本人がドラマの中で言った回数とは無関係に、「キムタクといえば『ちょ、待てよ』」という図式が日本社会全体に定着。オリジナル(木村拓哉)の存在を、模造(ホリのモノマネ)が上書きして認知を広げるという、現代メディア特有のシミュラクル現象が完成した。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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