廊下や階段の踊り場にある赤い円形の発信機(P型発信機)のボタンが強く押し込まれている場合、受信機側で何度「復旧」を押しても警報は止まりません。発信機自体のリセット作業が不可欠です。
押しボタンの戻し方は、製造メーカーや型式(ホーチキ、パナソニック、ニッタン、能美防災など)によって主に2つの方式が存在します。
1つ目は「ツメ引き出し方式」です。押し込まれた黒または赤の丸ボタンのすぐ下、あるいは上部にある小さなレバー(ツメ)を指先や細いマイナスドライバー、鍵の先などで手前に引き下げると、「カチッ」と音がしてボタンが元の位置に飛び出します。
2つ目は「ヒンジ・押し上げ方式」です。ボタンの外枠カバーを上にスライドさせる、あるいは透明な保護板を元に戻すことで内部のラッチが解除されます。いたずらや衝突で保護板が割れている場合は、破片で指を怪我しないよう慎重に操作してください。
子どものいたずらや荷物の搬入時に誤ってボタンを押してしまった場合でも、発信機を戻した後に火災受信機の「復旧スイッチ」を押すことで、システム全体が監視状態(通常モード)へと復元されます。