インターネット上の掲示板やSNSでは、ダム湖の底が露出した画像とともに「北九州の水が枯渇寸前」「今すぐ買いだめが必要」といったセンセーショナルな言説が定期的に拡散します。しかし、ダムの運用特性と過去の記録を照らし合わせると、過剰な危機感と実態には明確なギャップが存在します。
過去の大渇水時のデータと現在の基準値を比較した以下の表から、危険水域の判定基準と実態を読み解くことができます。
報道各社や水道局の公表資料によれば、貯水率が60%前後まで落ち込んだ段階でニュースとして報じられることが多いため、市民は「今すぐ水が出なくなるのではないか」という心理的危機感を抱きがちです。しかし実際には、渇水調整協議会において綿密な利水調整が行われており、家庭への直接的な制限に至るまでにはいくつもの安全マージンが設けられています。