インターネット上の掲示板やSNSでは、「ツーブロックパーマをかけたらサイドが浮いてカッパのようになった」「髪が傷んでセットがまとまらない」といった失敗談が散見されます。こうしたトラブルの原因の多くは、髪質と施術方法のミスマッチにあります。
最も多い失敗原因の一つが、「刈り上げの位置(ウェイトライン)の設定ミス」です。ハチの骨が出っ張っている位置よりも高い位置まで刈り上げてしまうと、上から被さる毛が短くなり、カールの反発力で横に跳ね上がってしまいます。これを防ぐには、ハチの下部で刈り止めを行い、被さる毛に適度な重さを残す「ダウンパーマ併用」や毛量調整が不可欠です。
また、パーマ後のダメージケアに関する誤解も根強く残っています。パーマをかけた直後の毛髪はアルカリ性に傾いており、キューティクルがデリケートな状態です。施術当日の強いシャンプーを避けることはもちろん、弱酸性のシャンプーやヘマチン配合のアウトバストリートメントを取り入れることで、カールの持ちとツヤ感を大幅に維持できます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
ツーブロックパーマは万能に見えるスタイルですが、適性を見極めることが満足度を大きく左右します。
【向いている人の条件】
・直毛で動きが出にくく、毎朝のアイロンやワックスセットに苦労している人
・サイドが膨らみやすく、頭部全体のシルエットを小さく見せたい人
・手軽に清潔感とお洒落な雰囲気を両立させたいビジネスパーソン
【慎重に検討すべき人の条件】
・すでにブリーチや縮毛矯正を繰り返しており、著しいハイダメージがある人(チリつきや断毛のリスク)
・髪の長さが全体的に3cm未満の極端な短髪(ロッドが巻けず十分なカールが形成できない)
・規則が極めて厳格で、ツーブロックそのものが社内規定で禁止されている職種