郵送時と手渡し時で最も混同されやすいのが「のり付け」の扱いです。結論として、面接官へ手渡しする場合、封筒ののり付けは一切不要です。
郵送の場合は配送中の脱落を防ぐために厳重な密封と「〆」マークの記載が必須となりますが、手渡しの場合は面接官がその場で封筒から書類を取り出し、内容を確認しながら面接を進行します。ここで封が糊付けされていると、面接官はペーパーナイフを探したり手で破いて開封したりする余計な手間を強いられ、選考開始早々に不要なストレスを与えてしまいます。
封筒のフラップ(フタ部分)は折るだけで留めずにおき、中身が飛び出さないよう鞄の専用ポケットやビジネスバッグの書類ホルダーへまっすぐに収納して持参するのが正しい作法です。
あわせて注意したいのが筆記用具の選定です。封筒への文字入れには、にじみにくく視認性に優れた黒の油性サインペンを使用します。水性ペンは雨などの水分で文字が滲むリスクがあり、細すぎる油性ボールペンは文字が貧弱に見え、太すぎるフェルトペンは文字がつぶれて雑な印象を与えます。筆記具1つの選び方にも、現場での実務を想定したリスク管理意識が表れます。