移動手段を決めるうえで最大の決め手となるのが、交通費の差額です。まずは客観的な数値データをもとに、JR特急北斗料金比較から検証します。JR特急北斗の普通車指定席を利用した場合、片道運賃は約9,440円(通常期)に達します。これに対し、函館と札幌を結ぶ都市間高速バスの通常片道運賃は4,900円〜5,500円前後に設定されています。
つまり、片道だけで約4,000円、往復では8,000円〜1万円以上の差が生まれる計算です。さらに各社が設定している往復割引WEB予約割を上手に適用すれば、往復8,000円台半ばまでコストを圧縮することも難しくありません。浮いた1万円があれば、函館での海鮮丼やすき焼き、札幌での宿泊ホテルをワンランクアップさせることが十分に可能です。
もちろん、移動速度の面ではJRに軍配が上がります。特急北斗が所要時間約3時間50分であるのに対し、高速バスは日中便で約5時間20分〜5時間45分を要します。差は約1時間半から2時間弱。「お金を払って時間を買う」のか、「浮いた予算を旅先での体験に回す」のかが、最初の分岐点になります。