ハムスターの魅力を極限まで引き出すなら、細部を極小世界として切り取るマクロ撮影の導入が欠かせない。ひまわりの種を限界まで頬張り、あふれんばかりになった「ほっぺぷっくり」の瞬間や、鼻先のピンク色の肉感、一本一本の繊細なヒゲの質感は、標準レンズでは捉えきれない領域だ。
ただし、マクロレンズは被写界面が極めて狭い。少し動くだけでピントが外れてしまうため、シャッタースピードは最低でも1/500秒以上に設定するのが鉄則だ。連写モードを駆使しつつ、おやつに夢中になっている数十秒間を狙い撃つ。手ブレ補正機構を備えたレンズや小型三脚を併用することで、ピンボケの山から一転、図鑑の表紙を飾れるレベルの超高精細な一枚が手に入るようになる。