リップアートメイクのダウンタイム全貌|腫れ・皮剥けと失敗を防ぐ術

リップアートメイクのダウンタイム全貌|腫れ・皮剥けと失敗を防ぐ術

今注目を集めている リップアートメイクのダウンタイム全貌|腫れ・皮剥けと失敗を防ぐ術について、多角的な視点を整理して公開しています。

リップアートメイクの施術後、粘膜組織が初期修復を終えるまでのダウンタイムはおよそ7日間から10日間です。ただし、組織内部の色素が真皮層・粘膜層にしっかりと定着し、本来の目標発色に落ち着くまでには約1ヶ月間のターンオーバー期間を要します。多くの患者が最も不安を抱く「日常生活への視覚的・身体的支障」は、最初の1週間に集中しています。

東京都内でアートメイク専門外来を構える『the Artmake Tokyo』院長の西川嘉一医師をはじめとする皮膚科・形成外科専門医の知見によると、唇は皮膚のバリア機能を持つ角質層が頬の約3分の1程度しかありません。皮脂腺や汗腺が存在しないため自ら皮脂膜を形成して水分を保つことができず、施術による微細な刺創(針傷)に対して非常に強い炎症反応と脱水症状を引き起こします。

症状推移のタイムラインにおいて、リップアートメイクの腫れのピークと期間は施術直後から翌日の起床時にかけて現れます。局所麻酔の影響や針刺激による組織浮腫により、普段の1.3倍から1.5倍ほど唇が膨らみ、「まるでヒアルロン酸を過剰注入したような状態」になるケースが珍しくありません。この腫れは保冷剤による間接的なクーリングと上半身を高くして眠る姿勢管理により、施術後48時間(2日目の夜)を境に急速に沈静化していきます。

腫れが引いた施術後3日目前後からは、針刺激で損傷した古い表皮細胞が角質化して硬化し、乾燥とともに唇表面がひび割れ始めます。ここから始まるのがリップアートメイクの皮剥けです。施術後3日〜5日目にかけて激しい皮剥けのピークを迎え、唇全体がポロポロと脱落していきます。この期間を乗り越えた施術後6日〜7日目には新しい上皮が再生し、唇のツッパリ感や痛みが消失して通常の生活へと復帰できます。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。