空間デザインの多様性も、このエリアの大きな特徴だ。つくば市北部の旧家が並ぶ街道沿いでは、築100年を超える伝統的な築造物をリノベーションした店舗が存在感を放つ。極太の梁と土壁が醸し出す静寂の中に、モダンなエスプレッソマシンが鎮座するコントラストは圧巻だ。
一方で、つくばセンター地区周辺には、かつて研究施設や実験棟として使われていたコンクリート造の建物を大胆に再解釈したマルチスペース型の店舗が点灯する。天井高5メートルを超える圧倒的な開放感、無機質なマテリアルと緑豊かな観葉植物の共生。建築的な視点からも、一訪の価値がある空間が街の随所に散らばっている。