主要キャラクターが人間離れした超人的オーラを纏う本作において、ミルキに対する読者の生の声は非常にユニークです。SNSや匿名掲示板のリアクションを追跡すると、彼に対する独自の支持層が形成されていることが分かります。
「超絶エリート暗殺一族に生まれながら、部屋でポテチを食べながらフィギュアを集める姿に親近感が湧く」「キルアにビビりながらも、ハッカー技術でしっかりマウントを取ろうとするのが人間臭くて最高」といった声が目立ちます。誰もが命懸けの極限状況に身を投じるハンターハンターの世界観において、ミルキは「最も読者の生活感に近いメンタリティ」を保持しているキャラクターと言えます。
また、ただのギャグ要員で終わらない点が読者を惹きつけてやみません。拷問道具を淡々と操り、アルカの恐るべき能力を利用して「気に食わない観光客を事故死させる」「最新の超高性能パソコンを手に入れる」といった私利私欲をあっさり通す冷酷さは、紛れもなくゾルディック家の血統です。愛嬌と凶悪さの絶妙なバランスこそが、ミルキの根強い人気の源泉となっています。