ゴムの木の挿し木に失敗するケースの多くは、植物の生理現象を無視した管理に起因しています。特に多い挿し木が枯れる原因は、切り口から出る白い樹液を放置して導管を詰まらせてしまうことです。フィカス類特有のラテックス成分は固まると水の吸い上げを完全に遮断し、発根前に枝をミイラ化させてしまいます。
また、大きな葉を残したまま挿してしまうと、根がない状態にもかかわらず葉の気孔から水分が蒸散し続け、水切れで萎れてしまいます。さらに、発根させようと最初から直射日光に当てることや、肥料入りの培養土に挿して雑菌による腐敗を招くことも代表的なNG行動です。発根までは「清潔・適湿・半日陰」を徹底することが欠かせません。