結成から長いキャリアを重ねたMy Hair is Badは、初期のヒリヒリとした初期衝動を保ちながらも、より広く深い人間愛や人生観を描くバンドへと進化を遂げています。2026年のアルバム『ghosts』の発表以降も、大型フェスでのヘッドライナー出演や全国ツアーを精力的に展開し、その動員力と音楽的評価は盤石の地位を確立しています。
初期の「個人の失恋」というミクロな視点から、他者との共生や孤独の受容というマクロな視点へと作詞のレンジを広げつつも、椎木知仁の言葉が放つ鋭利さは失われていません。3人の音がぶつかり合うライブバンドとしてのダイナミズムは、円熟味を増すとともに更なる凄みを帯びています。