では、舌の正しいポジションとは具体的にどこなのでしょうか。
歯科医学で推奨される正しい位置は、上顎の前歯の少し後ろにある膨らみ、通称「スポット(スポットポジション)」です。舌先が前歯に直接触れず、このスポットに軽く触れ、なおかつ舌の奥(舌背から舌根)までが上顎の天井(硬口蓋から軟口蓋の手前)にぴったりと吸い付いている状態が理想とされます。
舌が正しい位置にあると、自然と口が閉じて鼻呼吸が定着します。鼻呼吸になることで口腔内が乾燥せず、ウイルス侵入の防御力が高まるだけでなく、口元の筋肉が自然に引き締まります。
また、笑ったときに上唇が過剰にめくれ上がって歯茎が見える「ガミースマイル」に悩む方も、舌の位置を正して口輪筋のバランスを整えることで、過剰な上唇の引き上がりを抑制する効果が期待できます。