インターネット上には、ジブリ作品に関する無数の都市伝説や噂が存在しますが、ファンの間で事実として誤認されがちな盲点がいくつか存在します。
第一に、スタジオジブリ公式人気順というオフィシャルな序列データは存在しません。スタジオジブリやプロデューサーの鈴木敏夫氏は、特定のキャラクターを商業的に順位付けして格付けすることを意図的に避けてきました。「すべてのキャラクターはその世界で必然性を持って生きている」という制作方針が一貫しているため、ネット上で「公式ランキング」と銘打たれているものの多くは、外部メディアや民間アンケートの結果をまとめたものです。
第二に、ジブリキャラクター裏設定に関する誤情報の流布です。代表例として「トトロは死神であり、メイとサツキはすでに死んでいる」という有名な都市伝説がありますが、これはスタジオジブリ公式ブログ(2007年5月1日掲載)において明確に否定されています。「メイとサツキの影が消えているのは作画上の省略・簡略化に過ぎず、事実無根の噂」と公式見解が出されています。
また、『千と千尋の神隠し』でハクが最後に千尋へ「決して後ろを振り向かないで」と告げた後、八つ裂きにされて処刑されたという解釈もネット上で拡散されていますが、これも公式設定ではなく、絵コンテの解釈や作中セリフ「湯婆婆の弟子をやめる、元の世界へ戻る」という言葉に対するファンの推測が肥大化したものです。