赤皿貝を最も美味しく味わうためのベストシーズンは、春先から初夏にかけて(3月〜6月頃)です。
冬の寒さを乗り越え、水温の上昇とともにプランクトンをたっぷり摂取した赤皿貝は、産卵期を控えて身がパンパンに膨らみます。この時期の赤皿貝は、貝柱に蓄えられたグリコーゲン量が年間でピークに達し、濃厚な甘みが極限まで高まります。
また、産卵期直前に大きく発達する生殖巣(雌の鮮やかな赤オレンジ色の卵巣、雄のクリーミーな白色の精巣)もこの季節ならではの醍醐味です。ウニを思わせるまったりとしたコクと磯の香りは、春の三陸を代表する贅沢な味覚として知られています。