SNSや病院口コミサイトでは、静岡県立総合病院に対して「スタッフの医療技術や設備が極めて高度で安心できる」という高評価が並ぶ一方、「予約時間に行ったのに2時間以上待たされた」「会計が混雑している」といった待ち時間に関する不満も見受けられます。この評価の二面性には、病院の担う医療体制が密接に関係しています。
現場の実態を分析すると、診察が長引く主な理由は「重症患者への対応」と「精密検査の丁寧さ」にあります。同院は難症例や緊急度の高い治療を日常的に扱っており、予定された診療枠の合間に急変対応や緊急処置が差し込まれるケースが珍しくありません。また、他院では診断がつかなかった患者のカンファレンスや多職種連携を重視しているため、1人あたりの診療時間が想定より延びる傾向があります。
待ち時間対策として、院内では自動再来受付機や自動精算機の導入、案内表示システムのデジタル化が進められています。混雑を避ける工夫として、予約枠が集中しやすい月曜午前や連休明けの受診を避ける、受診当日は診察券アプリや院内呼出システムを活用して院内カフェや待合スペースで待機するといった自衛策が有効です。