世界中を魅了するアニメーション監督・新海誠のキャリアを語る上で、この劇場を外すことはできない。まだ無名だった彼が個人で制作した初期の傑作『彼女と彼女の猫』や、一人で大半の作業を手がけて衝撃を与えた『ほしのこえ』。それらの作品を真っ先に評価し、劇場で大きくフィーチャーしたのがここだった。
たった一台のパソコンから生み出された美しく切ない世界観。それを観客に届けるための泥臭い情熱が、あの小さなスクリーンから広がっていった歴史がある。今や世界的なヒットメーカーとなった彼の原点を追い求め、聖地巡礼として訪れるファンが後を絶たない理由もそこにある。