こうした知られざるリハビリの日々や苦悩は、映像作品を通じても克明に記録されてきた。日本テレビが総力を挙げて制作したドキュメンタリー番組『長嶋茂雄 終わりなき旅』は、テレビカメラの前で決して見せなかった苦悶の表情や、家族・関係者と紡いだ絆を赤裸々に描き出し、大きな反響を呼んだ。
現在でも日テレジータスでの特別再放送や、DAZNといった主要配信プラットフォームのスポーツドキュメンタリー枠で視聴される機会が多く、リアルタイムで現役時代を知らない若い世代にも強い感動を与え続けている。カメラが捉えたのは、栄光の英雄ではなく、運命に抗い続ける一人の不屈の男の素顔だった。