自然の中で楽しむアウトドアサウナの普及に伴い、新たな危険地帯が出現した。消費者庁には、テントサウナでの薪ストーブ使用に伴う一酸化炭素中毒の事故情報が複数寄せられている。テント内の換気不足や吸気口の閉塞により、無色無臭の有害ガスが充満し、気づかぬうちに意識を奪われる事故が多発している。
さらに深刻なのが、自然の河川や湖を水風呂代わりにする行為だ。サウナ直後の朦朧とした意識で冷水に入り、急激な水流に流されたり水温ショックで身体が動かなくなったりして溺水する事故が相次ぐ。救命設備が整っていない大自然の中では、一度の判断ミスが生死を直結で分ける。