Q1:犬の呼吸が早くて震えているとき、自宅でできるマッサージや民間療法はありますか?
A1:マッサージや体を揺する行為は絶対に避けてください。呼吸促拍と震えが同時に起きている場合、激しい疼痛、重度の呼吸困難、または熱中症による中枢神経障害が疑われます。無理に触れたり動かしたりすると、痛みを増幅させたり酸素消費量を増やして症状を劇的に悪化させます。体を動かさず、静かな環境で室温を適切に保ち、即座に動物病院へ搬送してください。
Q2:動物病院へ連れて行くべきか迷ったとき、電話で何を伝えれば良いですか?
A2:動物病院へ連絡する際は、以下の5点を簡潔に伝えると受診の緊急性が正確に伝わります。①安静時または睡眠中の1分間の呼吸数、②舌や歯茎の色(ピンクか紫・白か)、③呼吸音の異常(ガーガー、ヒューヒュー等の音の有無)、④体温と環境(熱中症の可能性の有無)、⑤持病(心臓病や気管虚脱等の診断歴)。これらを伝えることで、病院側も到着直後に酸素カプセルを即時稼働させるなどの救命受け入れ態勢を整えることができます。
Q3:老犬が夜になると毎日ハアハアと呼吸が荒くなります。認知症の可能性もありますか?
A3:認知症(夜鳴きや徘徊を伴う夜間興奮)の可能性もありますが、それ以上に警戒すべきは心疾患に伴う夜間の初期肺水腫や関節炎等の慢性疼痛です。犬は夜間に横たわることで肺への血液うっ滞が強まり、息苦しさから起き上がってハアハアと呼吸を荒らげることが多々あります。自己判断で認知症と決めつけず、まずはレントゲンや心エコー検査を行い、心肺機能に器質的な問題がないかを獣医師に精査してもらう必要があります。