私立高校において長年ツートップを形成してきた洛南高校と洛星高校にも、時代の変化に伴う明確な特徴が見られます。
洛南高校進学実績の真相を精査すると、高校から入学する「空パラダイム(外部生)」の健闘が光ります。かつては内部進学組が実績の過半を叩き出していると噂された時期もありましたが、現在では徹底された学習管理と圧倒的な問題演習量により、高入生からも京都大学をはじめとする難関国公立大学や医学部医学科への現役合格者がコンスタントに輩出されています。厳しい規律と膨大な学習課題を自らに課す覚悟を持った生徒にとって、これ以上ない学力伸長環境が整っています。
これに対し、洛星高校京大合格者数推移を追うと、カトリック・ヴィアトール会を母体とする全人教育の精神が生きています。管理型教育とは一線を画す自由な校風を堅持しながらも、毎年京大合格者ランキングでは全国上位の常連です。浪人を恐れずに自己の興味を追求し、難関国立や医学部へ挑戦する気風が強く、独自のブランド力を保ち続けています。
一方、大学附属校の2大巨頭である同志社と立命館では、求める教育目標が異なります。同志社高校は「良心教育」を掲げ、リベラルアーツ重視の自由な校風のもと、生徒の約85%以上が面接や平常点を通じて同志社大学へ進学します。これに対し、立命館高校はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定などを背景に、MS(メディカル・サイエンス)コースのように外部の難関国公立大学・医歯薬系を目指す特進クラスを擁しており、内部進学一本槍ではない多様な進路選択を提示しています。