歯科検診の斜線は虫歯のサイン?記号の真相と結果票の見方解説についての真相をお届けします。
検診用紙には斜線以外にも、アルファベットや丸印など多種多様な記号が並びます。それぞれの記号が持つ臨床的意味と、受け取った保護者や本人が取るべき具体的行動を一覧で整理しました。
記号・表示正式名称と意味判定の基準・口内の実態編集部の推奨アクション/(斜線)健全歯 / 現在なし虫歯や詰め物がなく健康。または生え変わりで脱落済み。現在の丁寧なブラッシングと予防ケアを継続。〇(丸)処置歯(治療完了歯)過去に虫歯になり、金属やレジンで詰め物・被せ物をした歯。二次虫歯(詰め物の隙間からの再発)に注意してケア。C(シー)未処置う蝕(虫歯)肉眼で穴や変色が確認できる、削る治療が必要な虫歯。速やかに歯科医院を予約し治療を開始すべき状態。CO(シーオー)要観察歯(初期虫歯の疑い)まだ穴は開いていないが、白濁や着色があり脱灰が進む歯。フッ素塗布と歯磨き指導を受け、再石灰化を図る。GO(ジーオー)要観察歯肉(初期歯肉炎)歯石沈着はないが、歯垢によって歯ぐきに軽度の腫れがある。丁寧なブラッシングとデンタルフロスで改善を目指す。G(ジー)歯肉炎・歯周疾患歯石が付着し、明確な炎症や出血が認められる状態。歯科医院での歯石除去(スケーリング)と専門清掃が必要。サ(またはサホ)サホライド塗布歯虫歯の進行を止める薬剤(フッ化ジアンミン銀)を塗った歯。進行が止まっているか、生え変わりまで定期追跡する。
特に受診者を混乱させるのが「丸(〇)と斜線(/)の違い」です。学校のテストであれば「〇」は正解で喜ばしく、「/」は減点を連想させます。しかし歯科検診では正反対です。「〇」は過去に虫歯になって削り、詰め物をした痕跡がある歯を指し、「/」こそが一度も削られたことのないバージンティース(健全歯)を意味します。用紙が斜線で埋め尽くされている状態こそ、最高ランクの健康美を誇る口内環境です。